現在の新築建築に当たって避けては通ることのできない建物の性能の問題です。
現在、建物の内外壁に様々な構造物を入れることで気密と断熱を確保されているのが現状ですが、建物内側の壁で断熱を取る(内断熱)際に、壁に使用する構造物として大きく2つに分けることができます。
それがグラスウールと発泡ウレタンです。
グラスウールは比較的以前から使用されていた建材で、現在も使用しているメーカーはさまざまですが、南極基地の断熱を前面に打ち出すミサワホームさんなんかはその代表格です。
一方、気密断熱を明確に数字に出している、全国展開しているHMとしては唯一と言っていい一条工務店さんなんかは、発泡ウレタンを使用しています。
アイフルホームの新しいコンセプトの建物は、発泡ウレタンを使用しているようですね。
どちらが良いのかは、実際のところは私は結論が出ませんでしたが、私が理系人間ですから、グラスウール系の方々にどんな宣伝文句を謳われても、明確に数字に出している発泡ウレタン系の優位は覆ることはありませんでした。
では、我が家ではどうか。
<我が家の断熱>
これは我が家の1階の写真です。
写真向かっておくと右側の壁は、SWの壁です。
がちがちの発泡ウレタンです。
我が家は、工務店で安く発泡ウレタンの家を建築でき、かつ実績のあるLIXIL社のSW工法を採用しています。
写真向かって左側ですが、駐車場との区画を仕切ることになる壁なのですが、ここには発泡ウレタンが入っていません。。。
これを大工さんに聞くと、「ここはグラスウールを入れることになるんですよね。図面上そうなってました。」とのこと。
おっと。厳密にはSWじゃなくなるやん!?
と思って、工務店に確認すると、「建築確認の際に、市の指導でここはグラスウールにしなさい、とのことでしたので。」との解答。
防火区画で遮煙性能を有する壁にしなければいけないのは把握していましたが、ここまで防火区画の魔の手が浸食してきていました。。。
確かに以前、ミ○ワホームさんの構造見学会で、「発泡ウレタンは家事に弱い、燃えるときに有害物質を発生させることがあるので、安全を考慮した際、我が社はグラスウールを使用しています。」と仰っていたのを思い出しました。
うーーむ。仕方がない……。
グラスウールも実績のある断熱材ですし、使用するに当たって大きな抵抗はありませんが、何だか残念感はぬぐえません。
グラスウールと発泡ウレタン。
家の性能にとって非常に大事な部分だと思います。
利点・欠点は色々と調べて、おおよそでもよいので特徴を把握して選択されることをおすすめします!
0 件のコメント:
コメントを投稿