夏休み6日目は「島原市内観光」をしました。
<島原城パネル>
動線は、エコ・パーク論所原を出て、国道57号で島原市内へ。
まずは、島原市のシンボルである「島原城」へ向かいます。
前もって、日野江城、原城を散策して勉強していた我が家は、いわゆる幕府方の拠点である島原城がどのように観光PRされているのか、興味深いところではありました。
そして、いざ島原城に着いてみると、やはりそこは島原半島の中心地だけあって、しっかりした観光施設になっていました。
分かりやすい案内板、広い駐車場、城の整備、売店、観光スタッフ等、それはそれはもう観光地として立派な施設でした。
昨今の戦国ブームにあやかって、地元のお姉さん達が、島原ゆかりの武将に扮して暑い中、元気に観光案内を行っていました。
駐車場には、島原城の案内として説明書きがあります。
<島原城説明板>
ふむ。
松倉氏が重税を課してお城を建てたなどとは一言も触れられていません。
しかし島原城の歴史が分かりやすく端的に説明されています。
さて、入場口になぜか六文銭の甲冑が置いてあり、だれでもどうぞ、と無料で試着できるようです。
<六文銭にご満悦の長男>
嬉しそうですね。。。
いや、楽しければいいのです!!
館内には、島原半島ゆかりの展示物が、階層ごとに整理されて展示されていました。
島原の乱についても、詳細に展示しているコーナーがありましたが、何となく表面的なモノでしたし、キリシタンの展示物に関しては、粛正していた側の施設ですから、これで観光客にアピールしているのはさすがに違和感がありました。
ただ、島原の乱当時の島原半島の人口分布や、部落毎の乱への参加率などを数字にしていた地図などは、個人的におもしろいものがありました。
当時は、有馬氏が南島原に拠点を構えていたため、島原半島の中心部は南島原地方だったようです。
人口密集地帯は、日野江城、原城の辺り。
いかに貿易で繁栄していたか、というのは南島原地域を指すもののようです。
何はともあれ色々とおもしろい展示でした。
「島原大変肥後迷惑」の災害状況なども解説されていました。
日野江城・原城の衝撃からすると、何となく中身がないように見えてしまった島原城を後にして、城下のお店でお昼ご飯を摂りました。
島原名物の一つである「具雑煮」の老舗、姫松屋本店です。
なかなかの活況で、おいしくいただくことができました。
次はそこからほど近い、「島原武家屋敷」へ。
観光者用に駐車場が用意されており、そこから歩いて散策します。
歩いてまずあるのがこちらの屋敷。
きれいに整備されて維持されています。
ここから裏に抜けて、武家屋敷の路地へ。
<島原武家屋敷・用水路>
武家屋敷の間の通りに、真ん中に生活用水路を備えた風情のある通りが維持されています。
この用水路は湧き水のようで、真夏でもとても冷たく澄んだお水でした。
水遊び大好きの次男は、下がり口で何とか水に触ろう、遊ぼうと必死でしたが、何とか歩かせました……。
そのまま付き合ってたら日が暮れてしまいます……。
<お水に触りたい次男>
途中、両脇には武家屋敷が保存されており、なかなかの風情です。
<武家屋敷の石垣と屋敷>
この通りを半分くらい行ったところで、我が家は引き返しました。
この日は猛暑日。
日陰は所々の木陰しかなく、このままでは暑さでダウンしてしまいそうだったので。。。
屋敷内もいくつか内覧させてもらいましたが、昔の水回りや、座敷の天井高、広さ等、楽しく内覧できました。
武家屋敷を堪能した後、休憩でデザートを食べにアーケードへ移動。
島原と言えば、の一つである「かんざらし」を食べに行きました。
有名どころの一つ、「しまばら水屋敷」へ。
<しまばら水屋敷・中庭の池と縁側>
しまばら水屋敷は、古民家を喫茶店に改装した茶屋、です。
店主の祖母が暮らしていた屋敷を改装したそうです。
澄んだ湧き水を庭に佇み、それに沿って1日のんびりできそうな和室と縁側。
凄く贅沢な空間です。
ここを茶屋として開放、という店主さんの勇気に乾杯です。
ここは、お店の入り口で先に注文、支払いをしてから店内へと入るシステムです。
猛暑日に我が家がオーダーしたのがこちら。
アイスコーヒーとかんざらしセット。
<アイスコーヒーとかんざらしセット>
実は個人的には、かんざらしにはあまり期待していなかったのですが、食してみてそのおいしいこと!
もっちりとした口当たりで次々と食してしまい、あっという間に完食してしまいました。
<かき氷・しまばら水屋敷>
子供達はかき氷。
たくさん盛られていましたが、ソースはよくある市販の味でした。
前日食したかき氷とは違って、全部食べるのに子供達は苦労している感じでした。
食べ終わったらゆっくりお庭を見ながら涼みます。
この時間がこの喫茶店の最大の売りな気がします。
<亀がすーいすい・しまばら水屋敷>
なぜか池には亀さんが気持ちよさそうに一匹泳いでいます。
子供達は飽きずにずっと観察していました。
<亀さんとお別れ>
帰り際にも皆で亀さんを見つめてお別れ。
とっても風情のある喫茶店でした!
その後、有馬・島津連合軍が、北から南進してきた龍造寺軍と戦った、有名な「沖田畷の戦い」跡地に向かってみましたが、こっち、って標識のあるところは見つけましたが、どこが入り口かもわからず、諦めて撤退しました。
最後に向かったのは温泉。
ホテル南風楼の大浴場を堪能しに行きました。
ゆっくりと海と熊本方面を眺めながら浸かる温泉は格別でした。
帰る途中、ホカ弁で夕食を買って、暗くなったキャンプ場に帰って、皆で弁当を食して就寝しました。
夏の島原市内観光。
楽しんだ1日でした!
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