2017年1月31日火曜日

防火区画

 以前も記載しましたが、我が家のマイホーム建築現場は、準防火地域にあります。


 再三ですが……。

 面倒くさいです。


 我が家は土地の性質上、3階建てになっています。

 1階:駐車場 + ちょっとしたお部屋(鉄骨)
 2階以上:2階建ての木造建築物

 で、計3階の混構造です。



 準防火地域3階建て

 これだけで、建物に「3階建て建築物の技術的基準」が要求されます。


 「3階建て建築物の技術的基準」とは、建築基準法に定められた、外壁・床・柱・はりに45分間、屋根・階段に30分間、火熱による加熱に耐えることができる構造でなければなりません。また、外部と接する部分(扉・窓)は、防火窓としなければいけません。


 ここまでは良いのです。ここまでは。


 我が家はスーパーウォール工法(SW工法)と防火窓でほとんどクリアされます。



 問題はここからです。


 我が家は、木造2階建ての下に、鉄骨を1階分履かせたようなイメージなのですが、1階分は元々全て駐車場にする予定でした

 ただそんなに広い駐車場があっても、賃貸にでも出さない限り宝の持ち腐れだろうと。
 家の下を不特定多数の人が出入りするのも治安上良くないのではないか。

 という考えの元、結局は賃貸駐車場にはしないことにしました。


 ならば1階部分にも部屋か物置があるといいね、ってことで、1/3を居住スペースにしたわけです。



 そこで発生してしまった問題が「防火区画」です。


 防火区画とは……


建築基準法に定められた区画で、火災時に火炎が急激に燃え広がることを防ぐためのものである。準耐火建築物及び耐火建築物に求められるもので、技術的基準は建築基準法施行令第112条に定められている。
似た概念として防火壁があるが、防火壁と防火区画は要求される性能が異なっている。
(Wikipediaより)


 要は火災発生時のために、ちゃんと区分けしなさいよ。ってことを取り決めたモノです。
 防火区画には、①面積区画②水平区画③竪穴区画④異種用途区画の4種類があるようです。

 そもそもこの概念自体、大きな建築物(学校・ビル・病院・ホール等)を対象に作成されたらしいのですが、ほんの端っこの部分で個人住宅にも関わる部分があります。

 それが③竪穴区画④異種用途区画です。



 ③ 竪穴区画は、階段をその他のスペースから隔離する手段を設けることです。
 学校やデパート・ビル等にいったら、必ず階段に鉄の扉が鎮座奉っていて、火事になったら自動で閉じるようになっていると思います。

 これは、火事になったときに、上層階へ伸びていく火の特性を考慮して、縦に空間が突き抜ける階段を閉鎖しようというモノです。

 準防火地域では、3階建て以上等、大きな建物に適用しなければいけないよう規定がありますが、個人住宅では延床面積200m2ならば対象から除外される規定があります。

 ということで、我が家は200m2未満ですから、竪穴区画は関係ありません。



 ④ 異種用途区画とは、建物内で使用用途が異なる空間がある場合に、防火壁、防火窓だけではなく、遮煙まで要求されて、開口部を常閉にするよう求めるものです。

 これもよほどのことが無い限り個人住宅では対象にならない規定なのですが、50m2以上の面積を保つ自動車車庫は、その他のスペースとの間に区分けしなければいけないそうです。

 我が家はこれに引っかかりました。。。
 想定外でした……orz...


 何とかこれを避けれないか、建築士さんと協議中です。



 現在我が家は長崎市の民間の委託期間に建築申請をしているのですが、そこが更に難癖を付けてきました。。。

 住居スペースが道路に接した駐車場と接しているから、1階の階段だけ竪穴区画にする必要があるだのなんだの……。


 んんんん????



 いくら調べてもそんな規定は出てきませんが、市役所職員さんも丸め込まれたようなので、何らかの根拠はありそうです。。。


 むむむ。。。



 どーも鑑定側の方々が、建築基準法を盾に「あれはダメじゃ!」「それもダメじゃ!」って粗探しをしているような気がしてなりません。。。

 自由に建てたい施工主の意を汲んで、何とか解決策を一緒に見つけていってくれるのが鑑定側の人達の本来の役割ではないんですかねぇ。。。



 許可を出す側としては責任があるので。中途半端なことはできないのはわかりますが、それにしても厳し過ぎに感じてなりません、長崎市



 それにしても何度心の中で叫んだことでしょう!!


 ああ面倒くさい、準防火地域!!

2017年1月29日日曜日

型枠外し・土埋め戻し(2017/01/23-29)

 マイホーム建築今週の進捗状況です。

 先週、掘削した地盤に作成された型枠にコンクリートが流し込まれました。
 徐々に型枠を外しながら、土の埋め戻しが始まっていたのですが、今週でほぼ、完了しました。



 型枠が全て外れ、鉄骨基礎のコンクリート上縁に合わせる高さで土が埋め戻されました。
 これを上から固め、その上に砂利が乗りました。

<埋め戻し完了(北側道路より)>

<埋め戻し完了(南側道路より)>



 建物の地盤がほぼ、完成しました。


 なかなか大変でしたな、こりゃ。

 作業員の方々、本当にありがとうございました!


 端っこでは水道管を通す簡単な作業も行われたようです。

<水道管敷設作業中>

<水道管の通り道>



 1階の駐車場と土間・書斎・納戸の区画が露わになりました。

<1階駐車場スペース>

<1階土間・書斎・納戸スペース>

 少しずつですが形が見えてきました。


 次週、いよいよ鉄骨が組み上げられるようです!

2017年1月22日日曜日

鉄骨基礎コンクリート造成⇒埋め戻し(2017/01/15-22)

 またまた着々と進んでいます。マイホーム。

 鉄骨基礎の型枠が1週間かけて完成し、1日かけてコンクリートが流し込まれました。
 現在、型枠を徐々に外しながら、掘り起こした土地の埋め戻しを行っています。


 まずはほぼ完成した型枠の写真から。

<コンクリート型枠(北側より・2017/01/15)>

<コンクリート型枠(南側道路上より2017/01/15)>

 予定を少しオーバーして1週間かかりましたが、毎日懸命に作業してくださった現場の作業員の方に感謝感謝です。

 この日、建築士と行政による、鉄筋の配筋検査が行われたそうです。
 少しだけ修正を指示されて、概ねOKということで検査終了したそうです。


 1/17(火)、工務店さんとLIXILさんと打ち合わせ。
 駐車場出口の間口確認、シャッター(フラットピット)の費用確認、建具・フローリング・水回り製品の確認等を行いました。



 コンクリートを打つ際、3日間は5℃以下にならないよう養生または対策するように建築基準法で定められているそうです。
 ここ数日長崎は0℃前後の寒波に見舞われていたため、建築士さんに冬場のコンクリート強度とその対策について聞いてみました。
 家の強度の根幹に関わる部分なので頑張って質問してみました。

 すると、「冬場のコンクリートは普通のものより強度を上げているので大丈夫です!」とのこと。どうやって強度を上げているのか聞いてみましたが、「強度を上げているので大丈夫です!」の一点張りでした。
 強化剤を入れているのか、粘度を上げているのか、その詳細については回答がありませんでした。

 ……、ちと消化不良です。。。
 大丈夫かいな……。



 そしていよいよ、1/18(水)、鉄骨基礎のコンクリート流し込み作業が開始されました。

私が到着した際には、やや小型のコンクリートミキサー車で、20数台目既に流し込まれたとか……(゚Д゚)
 道が狭くて大きなコンクリートミキサー車が入らないのだそうです。。。

 交通整理のおじさん二人が交通整理を行うために出動しています。

 
<コンクリート流し込み作業(南側から・2017/01/18)>

 私が到着した際には既に鉄骨下のコンクリートは流し込まれていました。

<鉄骨土台部分のコンクリート・(2017/01/18)>

 下に貯まっていた水を抜き取らずにコンクリートを流し込んだようです。
 コンクリートの周りに水が押し出されていましたが、これってコンクリートが水で薄まるんじゃ??
 ちょっと心配でしたが、現場の作業員さんも飄々としていたので触れることができませんでした。。。


 
<コンクリート流し込み作業(南側道路上より・2017/01/17)>

 ミキサー車が到着する度にジワジワとコンクリート部分が増えていきます。

<コンクリート流し込み作業(流し込み中!・2017/01/17)>

 穴ボコと型枠木材で足場が悪い上に、鉄筋が上にたくさん立っていて危険な現場の中、総勢7人で流し込みを行っています。
 コンクリートがきちんと奥まで入るように、機械を使ってセメント内部を混ぜる人、高所から落とし込む重たいホースからコンクリートを流し込む人、各々のコード類を管理する人、皆さん協力しながら徐々に作業が進んでいきました。

<高く上がったコンクリートホースと休憩中の作業員の皆さん(2017/01/17)>

 コンクリートミキサー車が到着しない間は休憩です。
 寒い日だったので、ホットコーヒーの差し入れを行いました。

<暗くなって作業終了・撤退(2017/01/17)>


 最後のコンクリートが流し込まれた後、セメント系の作業者の方から後片付けを手際よく行って、先に撤退。
 最後に現場の片付けをしてから、基礎担当の業者さんが帰宅されました。

 コンクリートミキサー車30台以上分の作業だったそうです。
 何より怪我もなく無事に危ない作業を終えていただきました。



 翌日から早速型枠のばらしが少しずつ、部分的に始められました。
 ほんの少し、埋め戻しも始められました。

 2日後には駐車場部分から徐々に本格的な埋め戻しがスタートしました。

<埋め戻しスタート!(2017/01/20・南側道路より)>

 ショベルカーもまた活躍し始めました。


 この日、フラット35のつなぎ融資延長手続きを行いました。
 土地購入時の初期融資を受けて、最終融資期限の1年が過ぎるためです。

 実は手続き前日に、つなぎ融資のために土地を担保に入れなければいけないとのこと、その手続きのために司法書士さんに20万円強支払わなければいけない、と言われましたorz。。。

 初期融資1年以内の完成をずっと強く言っていたので、ここは何らかの形でカバーしてもらおうと思います。



 で、順調に埋め戻しが進み、本日22日、半分以上の埋め戻しがされていました。

<土埋め戻し(北側から・2017/01/22)>

<土埋め戻し(南側道路より・2017/01/22)>


 確実に進んでいます。

 予定では来週末には1階部分の鉄骨が組まれる予定です!!

2017年1月15日日曜日

鉄骨基礎・型枠作り(2017/01/09-14)

 マイホーム建築が進んでいます。


 一旦動き出したら、どんどん進んでいます。
 休みなしで。


 1月9日、鉄筋組が終わるとその周囲にコンクリートを流し込むための「型枠作り」がスタートしました。


<基礎・型枠作り(1月9日・北側から)>

<基礎・型枠作り(1月9日・南側から)>


 ここから少しずつ型枠が組まれ、枠組みの高さも高くなっていきました。



 我が家は2階部分と南面の道路の高さを合わせると、3階の天井部分の高さが地盤面(GL)から9mを越えてしまいます

 これを越えると、3階建ての構造計算の方法が劇的に変わってくるらしく、木造または混構造にとっては構造計算が厳しくなるとのこと。
 どうやって3階天井までの高さを、GLから9m以内に抑えるかを検討しました。

 2階の天井高を低くするか、3階の天井高を低くするか、と建築士さんと議論していたのですが、授乳から帰ってきた妻が一言、「1階の床面を上げたらいいんじゃない??」とすばらしい提案をしてくれました。

 ということで、我が家は地面から基礎を高く作成し、50cm地面から上がったところに建物のGLが来ることで3階の天井高を9m以内に抑えることができました



 ってことで、、、


 基礎の背が高くなるために、鉄筋も型枠を高く組まれています。

 4日間、型枠作りが続き、昨日、ほぼ型枠が完成してきました。


<鉄骨基礎・型枠作り(1月14日・北側から)>

<鉄骨基礎・型枠作り(1月14日・南側から)>


 明日、16日、建築士さんによる配筋検査の後、いよいよコンクリートが流し込まれます。

 冬のコンクリート強度確保や、北側の車の出入り面の仕上がり等、工務店さんに確認を行っているところです。


 全て順調に進むことを願いつつ。。。

 来週はコンクリートの流し込み、型枠外し、鉄骨組みまで行けばいいなぁ。


 毎日が楽しみです!

2017年1月7日土曜日

基礎造成再開!

 やっと。


 やっと。




 再開されました。





 どうやらちゃんと家は建築される模様です。


 年末に工務店さんと話し合いの場を持ち、工期延長について事前に何の説明もなかったことについて謝罪がありました。

 ちょっと甘い気もしましたが、全面的に否を認めて真摯に謝罪してくださったので、再発防止を強く言って許容することにしました。


 年末まで放置されていた現場は、3日間で土地の掘削が終わり、穴の底面にセメントが敷かれました。


<掘削が終わった現場・年末>


 年末年始の数日の休暇を終え、コンクリートが固まったところで基礎の鉄筋と鉄骨の基礎となる鉄筋が組み立てられていました。


<下地のコンクリートが固まったところ・年始>

そしてその3日後。

<鉄骨基礎の鉄筋が配置された現場・今>

 各々の穴の底にも鉄筋が敷かれています。

<穴の底の鉄筋・今>


 やっと進み始めました。。。

 この型枠を全て配置し終わったら、ここにコンクリートを流し込んで鉄骨部分の布基礎の完成のようです!



 これでまた現場を訪問する楽しみが増えました!

2017年1月4日水曜日

iMax B6到着!使えない!(LiPoバッテリーバランス充電器)

 You tuberの方のお勧めに沿って。

 安かったので買いました。


 iMax B6です。


 こいつがあることで、不安定なLiPoバッテリーを安定した形でバランスよく充電することができるそうです。


 他のHubsan H502Sのパーツと一緒に注文して、先日到着しました。



 ところが……。



 またですよ。



 欠品です。



 初めての中華オンラインショッピングから1ヶ月で2回目の初期不良
 なかなかな質ですね。。。

 下が届いたモノの写真です。

<商品一覧>

 右上がギア。
 その下が順にiMax本体・説明書・充電ケーブルが入っていました。

 左側には入っていた袋。その下にiMaxの電源ケーブルが写っています。


 気づきましたか??


 電源ケーブルのコンセント側のケーブルがありません……。


 使えんやん(T_T)



 泣く泣く英語でカスタマーセンターへ連絡し、届いたモノの写真を、配送伝票と一緒に撮影して送ってくれ、といわれたので、この写真を撮影して送付しました。

 すぐにケーブルを発送します!

 といってすぐに発送されました。


 後日ケーブルも届きましたが、中華ショッピング、ほんっっっとっ!欠品・初期不良多いです。

 iMaxは別記事で報告予定です〜。

 きちんと開封時の物品確認は行いましょうね!